多焦点眼内レンズを使用した白内障手術が2020年3月に先進医療から除外されることにつき、先日記事を掲載しました。その後、新聞にも同様の情報が掲載され、今のうちに手術をしとこうと考えておられる方も多いかと思います。
本当に今すべきでしょうか?
確かに、高額な手術を保険の補償が受けられるというのは大きなメリットだとは思います。しかし、眼鏡をかけたら難なく見える眼なのに、お得だからということだけで手術をする必要があるでしょうか?以下の項目につき今一度お考え頂くことをおすすめいたします。
- 眼鏡を使っても見えにくいですか?
- 眼鏡を使う生活はとても不便ですか?
- 多焦点レンズにおける最大のデメリットであるハロー・グレアについて受け入れられますか?
- 仮に5年待てばもっと良い眼内レンズが出るとしても今手術がしたいですか?
- 自費負担とはなりますが、4月以降には恐らく今の5-6割程度の価格で受けられるとしても今しなければなりませんか?
今だからこそ冷静に本当に必要であるかをお考え頂く必要があるかと思います。
手術を受けるからには、やって良かった!と心から喜べる選択をしてください。
【2020年3月追記】保険診療+選定療養として行われる白内障手術の費用目安についての記事を公開いたしました。
記事監修:「南大阪アイクリニック」渡邊敬三医師
- 2003年:近畿大学医学部 卒、近畿大学医学部眼科学教室 入局
- 2009年:府中病院 眼科、近畿大学医学部大学院医学研究科 卒
- 2011年:Brien Holden Vision Institute Visiting Research Fellow
- 2012年:近畿大学医学部 助教
- 2014年:近畿大学医学部 医学部講師
- 2016年:医療法人翔洋会 理事長 平木眼科 院長
- 2018年:南大阪アイクリニック 院長
クリニック情報
- 所在地:大阪府泉南郡熊取町大久保北3丁目174-6
- 電話番号:072-453-1750
- 診療時間:9:30~12:30、14:30~17:30
- 休診日:木曜午後、土曜午後、日曜
- 導入機器:フェムトセカンドレーザー白内障手術装置、「LenSx」、術中波面収差解析装置「ORA System」、白内障手術ガイドシステム「Verion」、超音波白内障手術装置「CENTURION VISION SYSTEM」など
記事監修
「南大阪アイクリニック」渡邊敬三医師
略歴
2003年近畿大学医学部眼科学教室入局。府中病院(和泉市)勤務、オーストラリア留学を経て、2014年より近畿大学医学部講師として白内障・角膜外来を担当。2016年より現職。
渡邊医師YouTubeチャンネル:
クリニック情報
- 所在地大阪府泉南郡熊取町大久保北3丁目174-6
- 診療時間9:30~12:30、14:30~17:30
- 休診日木曜午後、土曜午後、日曜
- 導入機器フェムトセカンドレーザー白内障手術装置、「LenSx」、術中波面収差解析装置「ORA System」、白内障手術ガイドシステム「Verion」、超音波白内障手術装置「CENTURION VISION SYSTEM」など