白内障手術で人工の眼内レンズにすると近視も一緒に治せますか?
遠くにピントが合う眼内レンズを選択できます
白内障の手術では目の中に人工のレンズ(眼内レンズ)を挿入します。単焦点レンズと多焦点レンズがあり、その選択については以下の記事を参考にしてみてください。
単焦点レンズを入れる場合、遠く(5m以上、運転時に眼鏡がいらない)、中間(2~3m、家事をするときやテレビを見るときに眼鏡は不要)、近く(30~40cm、新聞・本・スマホは眼鏡が無くても見える)のいずれかが最も見やすいように眼内レンズの度数を合わせます。眼科医は「もともと近視の方はいつも眼鏡をする生活に慣れているので、ピントは手元に合わせておいて、遠くをみるときにはメガネをしたらどうですか?」とすすめることが多いです。
しかし、ここは良く考えてみて欲しいポイントです。僕は元々強度近視なので、いつか自分が手術を受けることになったら、絶対に遠くにピントを合わせて近視を治し、メガネやコンタクトレンズをしないでもすっきり見え、朝起きてメガネを探さなくてもよい生活を送りたいと思っています。
目の状態、生活スタイルによっておすすめはあるものの、あくまでもこの選択は皆さんの希望が優先されるべきです。もし仮に医師から近くに合わせるのが一般的ですよと薦められても、もし皆さんが遠くを見たい、近視を治したいと思うなら、ぜひその希望を伝えてみてください。
「白内障手術で近視は治るのか?」手術と禁止の関係について、当サイト監修「南大阪アイクリニック」渡邊敬三医師が回答しています。Youtube動画もぜひご覧ください。
記事監修:「南大阪アイクリニック」渡邊敬三医師
- 2003年:近畿大学医学部 卒、近畿大学医学部眼科学教室 入局
- 2009年:府中病院 眼科、近畿大学医学部大学院医学研究科 卒
- 2011年:Brien Holden Vision Institute Visiting Research Fellow
- 2012年:近畿大学医学部 助教
- 2014年:近畿大学医学部 医学部講師
- 2016年:医療法人翔洋会 理事長 平木眼科 院長
- 2018年:南大阪アイクリニック 院長
クリニック情報
- 所在地:大阪府泉南郡熊取町大久保北3丁目174-6
- 電話番号:072-453-1750
- 診療時間:9:30~12:30、14:30~17:30
- 休診日:木曜午後、土曜午後、日曜
- 導入機器:フェムトセカンドレーザー白内障手術装置、「LenSx」、術中波面収差解析装置「ORA System」、白内障手術ガイドシステム「Verion」、超音波白内障手術装置「CENTURION VISION SYSTEM」など
記事監修
「南大阪アイクリニック」渡邊敬三医師
略歴
2003年近畿大学医学部眼科学教室入局。府中病院(和泉市)勤務、オーストラリア留学を経て、2014年より近畿大学医学部講師として白内障・角膜外来を担当。2016年より現職。
渡邊医師YouTubeチャンネル:
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- 所在地大阪府泉南郡熊取町大久保北3丁目174-6
- 診療時間9:30~12:30、14:30~17:30
- 休診日木曜午後、土曜午後、日曜
- 導入機器フェムトセカンドレーザー白内障手術装置、「LenSx」、術中波面収差解析装置「ORA System」、白内障手術ガイドシステム「Verion」、超音波白内障手術装置「CENTURION VISION SYSTEM」など