白内障手術後に目が充血し、光がキラキラとちらつきます
手術後に違和感があれば、医師に相談しましょう
手術後に目が真っ赤になっていると心配される方も多いですが、目薬をしっかりさしていると、充血や出血は3~7日ほどでなくなります。目の充血は手術直後に起こりやすい症状で、手術の刺激により眼球の毛細血管が膨張することが原因です。同じ理由で、目やにが出たりゴロゴロする方もおられます。細菌に感染しないよう、決められた用法で点眼薬を用いるようにしてください。
また、かすんだような見えにくさや、まぶしさ、光がキラキラとちらつく症状が現れることもあります。これは水晶体の濁りが除去されたことで、たくさんの光が一度に入ってくるようになったことが原因です。どうしてもまぶしい場合はサングラスを用いたり、紫外線カット効果のある保護メガネでカバーしましょう。
まったく問題なく手術が終了しても、なんとなく見えにくい状態がしばらく続くことはあります。これは新しい眼内レンズが脳になじむ時間が必要であることが主な理由です。手術術翌日からおよそ7日ほど経過すれば、ほとんどの方は視力の回復を実感されると思いますが、多焦点レンズの場合は個人差が大きく、なじむまでに1~3ヶ月、長い方では6ヶ月ほどを要する方もおられます。
白内障手術は見えるようにするための手術です。手術後の見え方にご不安があれば、担当医師に相談しましょう。
白内障手術後の症状について、当サイト監修「南大阪アイクリニック」渡邊敬三医師が解説しています。「見え方に違和感がある」と不安をお感じの方は、ぜひYoutube動画もご覧ください。
記事監修:「南大阪アイクリニック」渡邊敬三医師
- 2003年:近畿大学医学部 卒、近畿大学医学部眼科学教室 入局
- 2009年:府中病院 眼科、近畿大学医学部大学院医学研究科 卒
- 2011年:Brien Holden Vision Institute Visiting Research Fellow
- 2012年:近畿大学医学部 助教
- 2014年:近畿大学医学部 医学部講師
- 2016年:医療法人翔洋会 理事長 平木眼科 院長
- 2018年:南大阪アイクリニック 院長
クリニック情報
- 所在地:大阪府泉南郡熊取町大久保北3丁目174-6
- 電話番号:072-453-1750
- 診療時間:9:30~12:30、14:30~17:30
- 休診日:木曜午後、土曜午後、日曜
- 導入機器:フェムトセカンドレーザー白内障手術装置、「LenSx」、術中波面収差解析装置「ORA System」、白内障手術ガイドシステム「Verion」、超音波白内障手術装置「CENTURION VISION SYSTEM」など
記事監修
「南大阪アイクリニック」渡邊敬三医師
略歴
2003年近畿大学医学部眼科学教室入局。府中病院(和泉市)勤務、オーストラリア留学を経て、2014年より近畿大学医学部講師として白内障・角膜外来を担当。2016年より現職。
渡邊医師YouTubeチャンネル:
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- 所在地大阪府泉南郡熊取町大久保北3丁目174-6
- 診療時間9:30~12:30、14:30~17:30
- 休診日木曜午後、土曜午後、日曜
- 導入機器フェムトセカンドレーザー白内障手術装置、「LenSx」、術中波面収差解析装置「ORA System」、白内障手術ガイドシステム「Verion」、超音波白内障手術装置「CENTURION VISION SYSTEM」など