目がかすむ、日差しがまぶしい、すっきり見えないなどの症状があり眼科を受診し、白内障と診断され、手術をすすめられました。
- 「今まで手術なんて受けたことないから怖い」
- 「目を切るなんて痛そう」
- 「手術が失敗したらどうなるんだろう…」
その気持ち、よくわかります。不安な事だらけでどうしたらいいのか、すすめられるがままに手術を受けてしまって本当に良いのか?
そこで、一生快適に暮らすための、白内障ラボ流『白内障手術を受ける前に考えておきたいポイント』を考えてみたいと思います。
白内障手術は一生快適に過ごすための第一歩
白内障ラボは白内障手術を一生快適に過ごすための第一歩と考えています。
一生快適に暮らすための条件とはなんでしょうか? 家族に囲まれた生活、旅行を楽しむ、スポーツを楽しむ、食べ歩き、好きな本をたくさん読むなど、その条件はひとりひとり違うものではありますが、目が見えにくい状態では、何をしていても、なんとなくうっとおしさを感じながらの生活になってしまうと思いませんか? 眼鏡を使わずにやりたいことができれば、人生をもっと楽しめると思いませんか?
白内障手術はその後の生活をより楽しく、快適に過ごすための第一歩。言い換えれば快適な生活の基本になる、大変重要なものです。ここをまずは理解していただきたいと思います。
なお、白内障手術では眼内レンズを目の中に固定します。このレンズ選びこそが手術後の生活を快適に過ごすためにもっとも重要なポイントになります。レンズ選択にあたっての考え方・着目点を見ていきましょう。
過去・現在・未来の自分は何をしているかのリストを作る
手術後に快適な生活を手に入れるには、このリスト作りが最も重要だと考えます。
- 今の自分がやっていること
- 10年前の自分がやっていたこと
- 10年後もやっていたいこと
このリストをまず作りましょう。リスト作りが終わったら、眼鏡を使って行っていることに丸を付けます。さらにリストの中にある項目のうち、1メートル以内の距離で行うことについては実際に何cmの距離かを測ってみましょう。できれば、一日のうちで何時間その項目に使っているかを記載するのも良いでしょう。
運転を裸眼でしたいというこだわりはどこまで重要かを考える
単焦点レンズを選択される場合、裸眼で運転をすることを重視してレンズの度数を決定すると、食事のときに眼鏡を使わなければならない可能性があります。自分の前に座っている人の前にある魚は良く見えるけど、自分の前にある魚はボヤける、ということが起こりえるのです。
前述のリストで運転している時間を記載していれば、裸眼で運転をすることの重要さをはかる目安になるでしょう。もしかすると、生活していくうえでは裸眼で運転するよりももっと大事なことがあるかもしれません。
リストをもとに担当医と相談し、眼内レンズを選択する
ここまで準備していただいたあとは、実際にそのリストを担当医に見てもらいましょう。
眼内レンズの種類によって、眼鏡をかけずにできること、できないことを詳しく聞き、自分に最も合った眼内レンズを選択されれば、きっと手術後には今までよりもずっと快適な生活を送ることができるようになるでしょう。